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抜き加工.com

フィルム・両面テープの抜き加工技術 -抜き加工・打ち抜き加工とは-

抜き加工」とは、その定義は業界によって様々ですが、フィルム・テープ系の抜き加工に限定して言えば、プレス加工の定義の一種、「主として板状または帯状の材料を適当な長さに切断したり、任意の形状に打ち抜いたり、穴をあけたりすること」が適用できます。この場合、”帯状の材料”が、フィルムや両面テープ、金属箔等のロール材料であり、”板状”がシート状態の材料といえます。これらの材料を単層または積層状態で、金型や刃型を用いて、ベース(多くの場合はシリコン系の剥離処理が施されたセパレータ)上でカットする事が、フィルム・テープ分野での「抜き加工」であるといえます。ただし、ところが変われば「抜き加工」の呼称も少しずつ異なり、「打ち抜き」「ダイカット」「プレス」「型抜き」「断裁」「板金」など、様々です。なお、一般的には、セパレータ上で表面基材のみを打ち抜くことを「ハーフカット」や「半抜き」と呼び、セパレータまで貫通してプレスすることを「フルカット」「全抜き」「ブチ抜き」「ズン抜き」などと呼ぶようです。
 
弊社では、異なる厚み、材質、形状をロールtoロール(またはシートtoシート)で貼り合わせプレス機、ラミネーター等を複合的に組み合わせて、主にPETフィルムや両面テープ等の薄物材料を図面通りの形状に高精度に抜く事が可能です。当社ではこれらの各種工法を「複合加工」と総称しています。
 
※当社の抜き加工精度は、±0.025mm~0.1mmです。

「抜き・貼合・スリット・印刷」の一貫加工

  • 抜き(打ち抜き/ダイカット/プレス)、貼り合わせ(ラミネート)、スリット、印刷まで、フィルム・紙素材への加工が可能
  • 全て社内同一工場、クリーンルーム内における一貫生産。
  • シール印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷など、各種印刷方式が選択可能。

「高精度」「高品質」「クリーン」

  • 精度は材質・形状により、公差0.025~0.1mm。高精度の抜き加工が可能です。
  • ご要望の精度によって、プレス機や工法・ジグ等の選定を行ないます。
  • 設計・製造・生産技術・品質管理まで一元管理し、試作時から量産性を考慮した工法・仕様設計を行い、お客様にご提案いたします。
  • 工および検査プロセスを、すべてクリーンルーム(加工:Class1000、検査:Class100)にて行ないます。印刷、抜き加工、スリットまで全てクリーンルーム内ラインにて製造し、コンタミのない、クリーンな製品でご好評をいただいています。
  • 製品のクリーン度は、「クリーンルーム」というハードだけで確保できるものではありません。日常の管理など、ソフト面も非常に重要と認識し、トータルでのクリーン管理に力を入れています。

加工可能な材料について

  • フィルム(PET、PP、PEN、OPP等-光学フィルム、電気・電子機器用機能材/電池材料・電極材料(リチウムイオン電池等 正極材、負極材、セパレータなど)/車載装置関連部材ほか)
  • テープ(PET、PE、PS、PP、OPP、PC、ポリイミド、PEI、不織布、ウレタンほか発泡材、UV硬化材、絶縁材、その他基材+各種粘着剤)
  • ハードコートフィルム(携帯・スマートフォン、カーナビ、FA機器向け加飾シート/アイコンシートなど)
  • OCA両面テープ
  • 金属箔(圧延銅箔、銅+PI、銅+ニッケル、アルミ箔、アルミ蒸着材料など)
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